武士に情けは無用

一騎打ちの日程を決めるため、GHがホセに連絡を取ろうとしたとき、ホセから電話が入ったらしい。


「僕がヘッドコーチになりたいと言っているのは、僕の仕事のためなんだ。タックルクリニックを開催してお客を集めるためには、どうしても『ヘッドコーチ』というタイトルが欲しい。共同ヘッドコーチで良いんだ。お願いだ、そのタイトルを自分に使わせてくれ。オフェンスには絶対に口を出さない。」


この話を聞いて、タイミングって大事だなあと思った。もしこの話が最初のミーティングでなされたなら、私は彼の話を聞いただろう。しかし、彼の話は二転三転し、更に選手全員を巻き込んでの茶番劇に、彼の願いを叶える気は全くなかった。


なのに!!GHとタミは、「ホセがあんなに言っている、マグスはホセをコントロールできると言っている。ホセに共同ヘッドコーチのタイトルをあげよう。」と言い出した。まあ私は直接話をしていないので、彼に感情がわかないっていう部分もある。なので、彼に冷酷になれるのかもしれない。


ホセは、元(今も?)俳優だ。完全に自分の演技に酔っている。これは絶対に彼の作戦の一部でしかない。絶対にだまされちゃいけない。今、コントロールできないのに、今後コントロールできると思えない。騙したって、すかしたって、懇願したって、彼の作戦通りにならないことを示さなくてはならない。人間は話すことのできる動物だ。人間が物事を解決できるのは、話し合いのみなのだ。


「私は彼と話し合う。通訳も用意したから、早く話し合いのスケジュールを決めて」GHに告げた。

Betty Suzuki Official Ownd

The Pacific Warriors Owner / Player

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