穏やかな話し合い


時間になっても、誰も始めようとしないので、仕方ない、私が口火を切った。「みなさん、初めてだと思うので、まずはチームのヘッドコーチを紹介します。コーチアルは・・・」しばらく説明したところで、「自己紹介したほうが早いと思うんで。。。」と私がフルと、アルは、ゆっくり言葉を選びながら、自分の今までの、経歴を話しだした。穏やかな話し方、みんな聞き入っている。どうしてもちらちらとピーターソンを見てしまう。彼だけが目が笑ってない。


その後は、アルが仕切って、コーチミーティングというより、顔合わせ会は進んでいった。一人ひとりが自己紹介を始め、それを熱心にみんなが聴いている。みんなこのあたりでコーチをしているんで、「○×高校で教えていた。」というと、「じゃ、コーチXを知ってるか?」となって共通の知り合いもいて、なかなか盛り上がった。


ピーターソンの番になった。私と話すときの自信過剰な部分は全く見せず、さくさくと話をする。彼が唯一大学のコーチをやっているので、ヘッドコーチが、それに触れると、子供のように嬉しそうな顔をした。ヘッドコーチと共通の友人もいたりで、彼もすっかり打ち解けた。もう大丈夫だ。


最後にピーターソンは、一言こう言った。「僕は、怒鳴りまくるコーチが大嫌いなんだ。僕自身も萎縮するし、なんで話し合いで解決できないんだろうと思うよ。」これにアルも同意した。


ピーターソンはちらちらっと良いこと言うんだよね。最初の私とのミーティングのときも、いろいろアメフトに関して意見を交換した後、「コーチピーターソン、チーム作りの上で、最後に、もうひとつだけ質問するけど、全然練習に来ないアスリートと、毎回練習に来る試合出場レベルの達してない子とどっちを使う?」と聞いたところ、「毎回練習に来ていれば、僕がしっかり教えて、試合に出られないレベルにはさせない。でもその可能性はゼロでないから言うけれど、他のポジションだったら、毎回練習に来ている選手を使う。けれど、オフェンスラインは違う、QBを守る事が仕事だ。オフェンスラインに限って言えば、僕はアスリートを使わざるを得ない。」


確かに!正しい!100点の回答だと思った。



Betty Suzuki Official Ownd

The Pacific Warriors Owner / Player

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